マジネタ編。 このところ胸の痛くなるようなニュースが続く。
あちこちで、虐待されて命を落とす幼い子ども。 飲酒運転の車に激突されて亡くなったマラソン少年。 イラクで銃弾に倒れたふたりの外交官。
ニュースやワイドショーの報道をみながら、 わたしの視点は「母的」じゃないのかもしれぬ、と思う。
Rocoさんが、マラソン少年事故死の報道に滂沱の涙を流した、と書いていたが、 わたしが見ていたのはそのお母さんだった。 事故直後、あまりに冷静にインタビューに答えるお母さんの姿。 哀しみが表面に出てこないほどの精神的ショックを受けているのでは、と、 なんだかとても心配で、連日の報道を追いかけてしまった。
告別式の映像で「葬儀の挨拶をするのは親を送るときだけと思っていました」と、 涙ながらに語るお父さんのかたわらで、しゃくりあげるお母さん。 その姿に少しほっとした。 同時に、この家族がどれだけ暖かい家庭を築いてきたのか、垣間見えたような気がして、 少年の未来を奪った無免許酒酔い運転の加害者に一層憤りを感じた。
外交官の死。 なんのために彼らは犠牲にならなければならなかったのか。 いったいどこに根本的な瑕疵があるのか、政治家も、わたしたちも、 もう一度考えなおした方がいいんじゃないだろうか。
思いがけず突然に命の終わりを迎えることになってしまった被害者の方たちの、ご冥福を祈りつつ。 |